その他
同じ食事の量を食べても、満腹感を感じやすい様々なテクニックがあります。それらを利用して小食にします。その他利用できるテクニックはどんどん使いましょう。
〇 「粋な女」から、先ず精神的に「小股の切れ上がったいい女」になりましょう。
太目の女性が現状から一歩踏み出し、本気でダイエットに挑戦することは、前向きな行動そのもので、そのことを「粋な行動」と言って良いでしょう。それをなす女性は、それだけでも十分に「粋な女」です。
それを「スリム美人」と表現したような、面白い漫画がありました。
スリム美人の生活習慣を真似したら1年間で30キロ痩せました わたなべぼん 著
の本を楽しく読ませていただきました。
身長165センチメートル、体重95Kgの漫画家の著者がその重さ故に自宅の便器を割ったのを契機にダイエットを始め、その為にはスリム美人をとことん観察しそのまねをすればいいんだということを思いたち、それを実践し1年で65キログラムまで、30kgのダイエットに成功した話を漫画に描きました。
回転ずしで自分は8皿余裕で食べるが、スリム美人はせいぜい4~5皿、電車の中で自分はカフェオレなのにスリム美人は水や茶、コンビニで、自分はカツサンドなのに、スリム美人は野菜サンド、そしてスリム美人データを続々収集。
そして気が付いたのは、スリム美人は生活そのものが美人で、おデブはおデブらしい生活をしている。従って、スリム美人と同じ生活をすれば、自分も自動的にスリム美人なれるのでは、と。
そして、自分でいろいろ考え、スリム美人の大まかなルールを決め実行し痩せた。
その中のルールのひとつで、
『行動に迷ったら、「美人だったらどうするか」を考えるべし』にとても共感しました。
そして、ダイエットだけでなく、スリム美人の生き方を学びそれを実践する喜びみたいなことを書いていらっしゃいます。
そのとおりです。最初は、ただ単に真似をしているだけかもしれませんが、段々と、その中身、本質が分かってきます。それが身についてきます。その行動を、私は「粋な女」と言っても良いと思います。
最初はおデブが、スリム美人の真似をしても全然「絵」にならないかもしれません。しかし、それは間違いなく、ほんの少しですが「いい女」に近づいています。
この漫画の痩せる方法、理屈的には同意できかねるものも多々ありますが、少なくともこの精神は立派で見習いたいです。
皆さんもこうした心がけで、先ず精神的に「小股の切れ上がったいい女」になりましょう。遠慮はいりません。ダイエットの数字はゆっくりかもしれませんが、必ずついてくるでしょう。
〇30回以上良く噛みましょう。
・食事で十分な量を食べれば、自然の摂理として、満腹中枢が刺激され、もう食べなくてよいですよ、という信号が出ます。ところがこの信号に気が付くのにはちょっと時間がかかります。そして、そのタイムラグの間に、食べ過ぎてしまいます。
従って、良く噛んでゆっくりと食事をすれば、十分に満腹中枢が刺激され、その信号を適切に受け止め、早食いと較べてより小食で済みます。30回以上良く噛みましょう。
・基本的に食事は楽しいものなので、食事の時間が長くなるという事は、悪くないはずです。テレビを見ながらのながら食いではなく、ゆっくりとおおらかな気持ちで食事そのものを楽しみましょう。
・食事の途中で、まあまあ満足したら、途中でも食事を止めましょう。よく、勿体ないから、あるいは片付けるのが面倒だばかり と自分の口に押し込むのは止めましょう。
・ 私の敬愛する永六輔氏は「あなたの命を私の命に代えていただきます。」と感謝の気持ちを言ってから食事をされたようでした。ちょっと真似するのも良いかもしれません。
・良く噛むことは、ダイエット面だけでなく、虫歯・歯周病の予防にもなります。また、脳への血液の流れがよくなり、脳が刺激されて、その働きが良くなることが期待できます。
ここの「良く噛む」だけでダイエットに成功された方も沢山いらっしゃるようです。
私も早食いの方だったですが、今はテレビを消して、ゆっくりと食事を楽しんでいます。外食でも、ゆっくりと食べます。ただし、ざるそばだけはササッと頂いています。ザルそばをもぐもぐといつまでも噛んでいるのはまったく「粋」ではありません。
〇「ケ」の食事をしましょう。
「ハレ」の食事と「ケ」の食事があります。
「ハレ」の食事は行事食のことを言います。昔は正月のおせち料理、桃の節句のちらし寿司、お花見弁当、お彼岸のおはぎやぼたもち等限られていましたが、だんだんと生活が豊かになるにつれ、商業資本の関係もあり、ハレの行事が多くなり、それに伴い、「ハレ」の食事も多くなります。
例えば、誕生日、バレンタインデー、ホワイトデー、節分、ハロウィン、クリスマス、FIFAワールドカップ、オリンピック、WBC、合格祝い、入学祝、卒業祝い、資格取得祝い、厄払い等、どんどん増える傾向にあります。
こうした中で、「ハレ」の食事が多くなるのもダイエットに良くないですが、実はそのことそのものは、それほどたいしたことはありません。「ハレ」の食事は存分に楽しんでいただいて宜しいかと思いますが、ここでもっとも留意するべきは、「ハレ」の食事と日常の「ケ」の食事との差が縮まっていることです。
「ハレ」の日の食事に引っ張られ、日常の、「ケ」の食事が「ハレ」の食事化しているのです。身体、内臓は休む暇がありません。ダイエットにも身体にも悪いです。
また、こうした日常的に「ハレ」の食事の準備をするのも大変で、主婦のストレスにもなります。
我が家では、「ケ」の食事をシンプルにしています。玄米ダイエットコーチの食事です。調理の時間もあまりかからず、油ものも少なく、食器の洗いも楽です。
日常的には、「ケ」の食事、シンプルな、当、玄米ダイエットコーチの食事をしてください。
〇先に野菜を食べましょう。
・玄米を食べる際は、先に野菜を食べると食物繊維の働きもあり、より満腹感を得やすくなります。
・食事にデザートがある場合、逆説的ですが、デザートを先に食べるやり方もあり得ます。例えば、十分に食事をしても美味しいケーキがあればそれは別腹で、食後、難なく食べてしまいがちです。従って、逆にケーキを先に食べてしまえば、その後の食事量が調整され、全体の食事量が減るかもしれません。
個々人で、自分に合ったいろいろな知恵を出していただきたいです。
〇外食時に注意しましょう。
主にOLの昼食等をイメージして、外食、お弁当について述べます。
・一番良いのは、玄米おにぎりのお弁当です。玄米おにぎりだけで、おかずは無しか、ちょっと寂しい時はほんの少しだけのおかずにしましょう。また、具材も最小限にしてください。
・TVでは、いろいろな番組で、美味しそうな手作りお弁当が出てきます。実際美味しいのでしょうが、少なくともダイエットには不可の物が多いです。駄目です。
・お店では、お蕎麦が最高です。出来れば十割そばにします。ざるそば等は、つゆにお蕎麦をちょっとだけつけましょう。温かいそばは、つゆを出来るだけ残しましょう。うどんも同様です。
・ラーメンは、具が少なく、出来るだけシンプルなものにしましょう。また、つゆはできる限り残しましょう。勿論、ライス無料でも遠慮しましょう。
・ファーストフードは全くお勧めしませんが、たまには食べたいだろうし、その場合はシンプルなものを選択し、飲み物は、無糖のコーヒー・紅茶にしましょう。
・定食は和食など、シンプルなものにしましょう。
・玄米・麦飯・全粒粉を使っているお店があればそれを優先しましょう。
外食が週1回とか少なければ、その時ぐらいは思い切り好きなものを好きなだけ食べる、という選択肢もあるかもしれません。粋な女がご自分で考えて頂きたいと思っております。
私は永年、ダイエット、健康面から塩分の摂取を制限しています。すると、薄味に慣れてしまって、今では例えば中華料理を外食で食べる際には、その塩分の濃さにビックリします。暴力的に思われる場合もあります。夫婦2人で、例えば酢豚定食を食べる際、本当は酢豚定食1人前と、その外にご飯だけ1人前を注文し、それらを夫婦で食べれば、塩分・小食の面からもそれで十分です。しかし、周りでそんな食べ方をしているのを私は見たことはないし、客の単価が下るので、お店もいい顔をしないでしょう。それこそ「塩」をまかれるかもしれません。私にそんな勇気はありません。
〇ストレス
ストレスから、代謝が悪くなり、痩せにくい場合もあります。また、ストレスから食べ過ぎる場合もあります。その原因は、嫁と姑の対立・夫婦の不仲・職場の最低の上司、そして金銭問題だったり、そういうストレスは簡単に対応できるものではありません。私に相談されてもせいぜい、どうなるものでもないものは諦めるしかない、とかありきたりな事しか言えません。最大限愚痴を聞くぐらいで、対応できませんのが、項目としてだけ入れておかせて頂きます。
また、ストレスには睡眠も大切です。可能な範囲で睡眠の時間も確保し、熟睡できればいいですね。
〇朝食を食べるべきか、抜くべきか
ダイエットに、朝食は食べるべきか、あるいは抜くべきかの議論があります。
ダイエットには朝食は食べたほうが新陳代謝が活発になるので良い、という説があります。
逆に、朝は本来、体内に溜まった老廃物や毒素を排泄する時間で、その特に食事をすると、老廃物や毒素が体内に溜まったままになるので良くない、という説もあります。
どちらもそれらしい理由があり、なかなか理論で納得するのは難しいようです。
しかし、強いてどちらかを選択しなさいと言われたら、私は朝食を抜く方を選びます。
何故なら、難しい栄養学的な話は置いといて、人類の歴史を見ると、1000年、10000年前は恐らく1日の食事は2食ぐらいです。従って朝起きて、すぐ食事を摂ったとは考えられません。遺伝的に人間の身体は朝食は食べないようになっているのでは、と想像できるからです。従って、カロリーの問題だけでなく、健康上からも朝食を抜く方を理屈とし断然選択します。
今、新しい理論で議論されているオートファジーは空腹時に働きます。
しかし、一方で多くの方は、生まれた時から朝食は摂っている方が多いようです。今、朝食を摂ることを止めれば、それは大きなストレスとなるでしょう。従って実行面ではこれからも朝食をとってもしょうがないかもしれません。
私は3食キチンと食べながら18kgダイエットしました。今はオートファジーの考えを取り入れ、プチ断食として朝食は食べませんが、身体の調子は良いようです。体重も、さらに2kg落ちました。
朝食の有無の結論は「粋な女」が自分で考えて自分の体調に眼を配り、自分に合った方法で選択して宜しいかと思います。
〇夜寝るときは、下着のパンツを脱ぎましょう。
パンツのゴムが血流を妨げているので、それを脱げば、血流がよくなり、身体が活性化する、という訳で、健康には間違いなく良いものですが、ダイエットにも多少効果があります。
欠点は、独身ならまあ良いとしても、家族持ちで、夜中にトイレに行くとき、いちいちパンツをはくのも面倒くさいようです。ただし、ご家族様の寛大なご理解があれば、そうした問題は生じないかもしれません。
〇 電子レンジはなるべく使わない。
母乳の解凍に際しては、電子レンジは使っては駄目です。何故なら、母乳の抗菌特性やその他の生理活性特性は高い加熱温度で減少するためです。
母乳が駄目で、大人が食べる他の食品なら問題ない、という訳はありません。なるべく電子レンジは使わないようにしましょう。
私も、玄米の解凍の際、使ってはいますが、なるべく炊き立て、あるいは冷や飯のまま食べています。
肥満の原因はいろいろあり、其れが故にダイエットへのアプローチにはいろいろなやり方がありますが、よく考え、できる範囲で実行しましょう。私もお手伝い致します。
「粋な女」が、明るく・楽しく・元気よく ダイエットをして、「小股の切れ上がったいい女」になりましょう。