お代官様お赦し下さい。

 

 

 林真理子氏が、その昔、某TV局のメイクルームにいたらチョッと冴えない感じの女性が入ってきました。しかしよく見ると有名な某女優さんです。

 

「なんだ、たいしたことないな、これなら私とそんなに違わないのでは、いや、ひょっとしたら私の方が少し綺麗なのでは、「ウフフ」と思ったそうです。

 しかし、その女優さんがメイクを始めると、どんどん、どんどん綺麗になっていきます。

とんでもない美人になっていきます。

 メイクしたその顔は、自分の顔と、もう全く違います。別次元です。

 例え、一瞬でも私の方が、等と不埒のことを考えた自分は、

「ヒェー、お代官様お赦し下さい。私が悪うございました。」

と思ったそうです。

  

 私が思うに、綺麗な女優さんは、素顔でもメイクした顔でも綺麗な方と、素顔ではたいしたことはないけれどメイクすると豹変して綺麗になる方と、2種類いらっしゃるのでは、と思います。一方、一般女性は素顔でも、メイクしても・・・以下省略

  林真理子氏で、彼女は私と同学年です。同学年の女性で、林氏ぐらい垢ぬけている方はとても少ないです。林氏の美に対する気合を感じます。

 

 (林真理子氏(小説家・エッセイスト・日本大学理事長等)がその昔、週刊文春のエッセイに書いておられました。)