IQ 140の棋士
その昔、将棋棋士が将棋を指しながらぼやいている。
「俺は昔知能検査したらIQが140もあり、広島県で1番だった。勉強すれば東大でもどこでも入れたし、きっとそれなりに偉くなったはずだ。それなのに仕事に将棋を選んだばかりに、さっぱり勝てなくて、いつもみんなに馬鹿にされている。選ぶ道を間違えた、失敗した、ああ失敗した。」
等とぼやき、嘆いている。
すると、そのぼやきを聞いたベテラン棋士が
「なんだ、お前はIQがたった140しかないのか、それでは将棋が勝てないのも当たり前だ」
と、冷たく言う。
それを聞いて、その棋士はなお一層落ち込む。
将棋に学歴は不要のはずだが、将棋界の学歴は高い。東大、京大、東京工業大学、阪大、早大、慶応等ずらりとそろっている。将棋のプロとして、将棋をしながらの大学進学なので、ろくすっぽ受験勉強などする暇がない中での高学歴である。
天才の集まりの将棋世界は怖いですね。
そして最近はそうした天才が束になってかかっても全然歯が立たないのが藤井聡太八冠です。天才中の天才ですね。
(名前は失念しましたが棋士が書いた将棋の本より)