授業参観日

 

 授業参観日は、親御さん、特にお母さんにとっては、一大イベントです。

 当日、朝早くパーマ屋さんに行って、服も、お化粧も、いつになく気合を入れたものになります。

 独身の若い男性教師は、その色香にノックアウトされる場合も多いし、時に、とんでもないことが起きる場合もあるそうです。

 

  ある有名映画監督の小学生のお子様がいらっしゃいました。

 想像ですが、恐らくその辺の公立の小学校ではなく、私立名門校ではないかと思われ、その小学校の他の子供らのお母さんもそれなりの人と想像できます。中には、近所で評判の美人お母さんがいるかもしれません。

 

 しかし、しかし、その有名映画監督とは、大島渚氏であり、従ってその子供さんのお母さんとは、女優、小山明子さんです。

 他のお母さんも、近所で評判の美人お母さんで、それなりに気合を入れた装い、お化粧と想像できますが、何といってもこちらは天下の美人大女優、小山明子さんです。近所で評判の美人お母さんと、美人女優のトップ中のトップとは全然違います。カラスの群れの中の白い鳩、あるいは掃き溜めに鶴、と言っては、他のお母さんには失礼ですが、まあ、それは、それは、小学校の教室の中で、光り輝いて別格の圧倒的な存在感を示したということでした。

 

 何かの雑誌で見ました。