痛いのは顔じゃないだろう。

 

 プロ野球の広島東洋カーブのバッターが、相手ピッチャーに、肘か手首かどこかにデッドボールを受け、倒れて、痛くて顔を歪めてのたうち回っている。

 そこへ、衣笠選手が行き、

「お前、何処にぶつけられたんだ?」

と聞いて、倒れている選手が

「肘です。」

と言うと

「なんだ、肘か。それなのに、何故おまえは顔を痛がっているんだ、痛いのは顔じゃないだろう、さっさと立ってファーストへ行け」

と言う。

 

 実際に衣笠選手が、自分がデットボールを受けた時、彼は何事もなかったかのようにファーストへ歩いていきます。

 

何かの雑誌で見たような気がします。