玄米必須 でしっかり食べる

 

玄米は世界でも有数のダイエット食のひとつ、完全食品のひとつと言われていますが、私の考えは、玄米は世界一のダイエット食だと思っています。

 従って、世界一のダイエット食である玄米を食べれば、世界一痩せやすい、という理屈です。そしてまた、痩せやすいのに、リバウンドしにくいという優れものです。

恐らく、これは真実です。段々とその真実が、認知されていくのは間違いないでしょうが時間もかかるでしょう。

 

そのことを理論的に考察しましょう。

 

先ず言われるのは、カロリーの比較です。

炊く前の白米のカロリーは100gで358Kcal、玄米は353Kcalです。ほとんど同じです。

従って、カロリーが同じなので、ダイエットに白米も、玄米もたいした差はない、等とおっしゃる専門家も大勢います。とんでもありません。その専門家は全くの勉強不足です。

 

ダイエットは、摂取カロリーに大きく支配されますが、カロリーだけに支配されている訳ではありません。

 先に、ビタミン・ミネラル・食物繊維不足からお腹が減る」書きましたが玄米は、ビタミン・ミネラル・食物繊維がたっぷり入っています。

従って、身体が栄養十分になりお腹が空きにくいです。またリバウンドも全然しにくいです。おまけに便秘が改善します。

 

1 白米は駄目

 多くの方は、玄米をそのまま食べるのではなく、柔らかく、美味しく食べるために精米して白米にします。その時に、ぬか、を除去し、大切なビタミン、ミネラル、食物繊維のその多くを失ってしまいます。その為白米は玄米に較べ、ミネラル、ビタミンは約3分の1、食物繊維に至っては約6分の1の栄養しかありません。

必要な栄養素を供給するためには、白米を玄米の3倍から6倍食べなければならないのです。

 

日本人の場合、ダイエットの実行上で最も優先すべき事は、一番量を食べているのが白米という実態から、白米の代わりに玄米を食べる事です。

皆様が普通に、生まれたときから極く当たり前に所与のものとして食べている白米の話ですが、残念ながらこれは全く良くありません。日本人の場合、この白米を食することが肥満の大きな原因の一つと言っても過言ではありません。

白米を食べると、お腹が一時的に満足しても、ビタミン・ミネラル・食物繊維の栄養不足のため、少し経つと、もっと何か食べたくなります。一方で玄米食なら、身体が満足し、お腹が減りません。

また、血糖値が急に下がる時にも空腹感を感じやすいのですが、白米を食べると血糖値が急上昇し、そして急下降する特性を持っていますので、二重に空腹感を感じやすいのです。従って、食べます。お腹が空くので、どんどん食べざるを得ません。従って、太ります。また、GI値(この値が高いと血糖値が上がりやすく血管値を傷つけやすい)は白米の84に対し、玄米は56です。白米は血管を痛めるので、太りやすいだけでなく、健康にも悪影響を起こします。

  

当、粋な女のダイエット代表の私も勿論玄米を食べていますが、白米と玄米とどちらが美味しいかと問われれば、美味しさの点だけで言えば白米の方でしょう。

しかし単に痩せる、と言う意味だけでなく、体調の良さ、精神面の安寧、病気予防の点等から総合勘案して玄米を食べています。 また、玄米を上手に炊けば、不味いものをイヤイヤ食べている、という感じは全くありません。

また、玄米が嫌われる理由として、浸水時間が多くかかるし、炊きあがる時間も多くかかります。面倒くさいです。

そして、本人だけなら玄米を食べられるのだけども、ご家族の中にご飯は白米でなければイヤ、と言う方がいらっしゃる場合、白米と玄米の二種類を準備する必要があり、いろいろ問題が生じることもあります。

  

2 パンは白米よりもっと駄目

また、私は白米は食べずにパンを食べていますので大丈夫です、と澄ましている方もいますが、パンのGI値は91と白米よりもっと悪いです。おまけに食塩も食パン1枚当たり0.8gも入っています。それに加え、訳のわからない食品添加物が沢山入っています。

全粒粉100%のパンならだいぶ良く、通販で販売していますが、値段も高く、普通の店ではなかなか手に入りにくいです。また、通販では、焼き立てのパンは、全く手に入りません。

また、コンビニ等で、某社の全粒粉入りの食パンが売られていますが、その全粒紛の割合はなんと2%でした。

全粒粉の割合2%では、ほぼ何の意味もありませんが、消費者がその全粒粉入りのパンを全粒粉が入っているので、勝手に健康に良いと錯覚して買っているだけで、その某社は、小さな文字ですが、ちゃんと全粒粉入り2%と書いています。だましてはいません。あくまでも消費者が勝手に錯覚して買っているだけです。

また、その某社は、塩分50%減の、減塩食パンも売っています。消費者は塩分が健康に悪いということは知っており、ああ、塩分が少ないことは、健康にいいんだな、と勝手に解釈して買っていますが、添加物が大幅に増えていれば、全体として、かえって健康に悪い可能性が高いです。その某社は、多分、大幅に食品添加物を増やしている可能性が高いです。

私はその某社の製品は一切買わないことにしています。国民の一人ひとりがこうしたことに敏感になれば、本当に良い企業が発展すると思います。

 

3 玄米は世界一のダイエット食

世界の食を見ると、大きく分けると小麦からつくられるパンと米とに分けられます。

そしてパンも全粒粉のパンと普通のパンとに分けられ、米も白米と玄米に分けられます。

普通の小麦で作られたパンのGI値は91で、小麦100%全粒粉で作られたパンのGI値は74

白米のGI値は84で、玄米のGI値は54

上記のようにGI値で良い順は1位玄米、2位小麦100%全粒粉で作られたパン、3位白米、4位普通の小麦で作られたパン、従って玄米が一番のダイエット食と言えます。

また、世界中にはもっといろいろな食べ物があります。例えば、アフリカのマサイ族もとても痩せていて、牛や、ヤギの生乳をそのまま飲んだり、牛の血を飲んだりしていて、ひょとするとこちらのほうが良いダイエット食の可能性もありますが、我々にとって、現実的ではありません。

玄米は事実上世界一のダイエット食と言っても良いと思われますが、厚生労働省の食事バランスガイドに「玄米」の記述はなく、ほぼ無視されてる状態です。

また健康にも素晴らしく良いはずなのに、医師、保健師、管理栄養士、そして多くのマスコミにも無視されています。

白米を、玄米に置き換えただけで、国民の健康度は相当上がります。

それを取り入れないのはとてももったいない話だし、国民の健康を守る大切な話なのにその冷たい扱いに私は憤りさえ感じます。

  

「玄米を食べてまでダイエットなんかしたくない。」「白米を食べる家族との調整も面倒、大変なのでイヤだ。」という考えもおありしょうが、それはそれでしょうがありません。玄米を食べなくてもダイエットに成功している方も大勢いらっしゃいます。しかし、そうした方々の成功確率は玄米を摂り入れてのダイエットと比べて、相当低いはずです。10倍程度違うのではないでしょうか。

また、若干ですが、玄米が身体に合わない、玄米を身体が受け付けないといった方もいないわけではありません。そうした方は致し方ありません。

玄米を食べられない方はある程度、雑穀米、麦飯でも代替できるでしょう。しかし残念ながら当、粋な女のダイエットにご入会はできません。