塩・砂糖・食品添加物等を出来るだけ避ける。

 

 塩、砂糖は、身体に悪いです。食事、調理には欠かせず、摂取せざるを得ませんが、程度の問題はあるにしても身体に悪いものは悪いです。そのことを、キチンと認識しましょう。

 塩は、よく摂り過ぎは、高血圧の原因です。また、砂糖は虫歯の原因だけでなく、肥満の原因です、等と言われていますが、勿論それだけでなく、万病のもと、と言って良いでしょう。

 そして、これに加え、食品添加物、残留農薬、病気に際しての薬等、そして栄養補助食品等が身体に悪いという事は皆さんも多少ご存じかと思われますが、実は皆様が思っている以上に身体に極めて悪いだけでなく、ダイエットにも極めて悪い、というのが当、粋な女のダイエットの考え方です。

 

 

食品添加物が身体にもダイエットにも悪い理由

 

食品会社が新製品を発売する際、優先して考える事は、売れるか、うまいか、うまそうに見えるか、いい匂いがするか、腐りにくいか、固くならないか、そして安くできるか等です。   

食品添加物はこれらにとても有効な働きをしますので、食品会社は、食品衛生法の定める範囲内でこれらを製品に入れます。食品添加物が身体に良かろうか悪かろうか、ダイエットに良かろうか悪かろうかは関係ないと言う側面もあるかもしれません。勿論、とても良心的な素晴らしい会社も沢山ありますが、そうではない会社もより沢山あります。

食品添加物とダイエットの関連性は直接的には数字で表れにくいので、その検証はなかなか困難ですが、健康面だけでなく、ダイエットにも悪いのは間違いないようです。

 

 食品添加物にカロリーはありません。従ってそれで直接太るわけではありません。(砂糖は例外でカロリーもあり、太ります)

食品添加物は、保存料、甘味料、着色料、香料などありますが、これらの多くは自然界にないものです。そして、発がん性や、強い毒性が指摘されているものも多いです。

 

そして、食品添加物の1日の摂取量は、食品の種類や添加物の種類、定義により違いますが、厚生労働省の調査では、一人1日に2.8g、1年間で約1.2kgだそうです。ただしこの調査では含まれていない添加物もあるため、実際にはもっと多いかもしてません。一説によると、1日20g、1年で8kgを摂取している、というデータもあります。

食品添加物を皿に1日分20gの食品添加物を皿に盛られて、安全基準を充分に満たしているから大丈夫だから飲みなさい、などと言われても、多分、気持ち悪くて飲めないでしょう。それが、製品となって提供されると、「美味しい、すごく美味しい」と、難なく体内に取り込まれます。

そして非常に怖いと思われるのが、複合影響の概念です。

複合影響は食品添加物、残留農薬、人間の薬、環境ホルモンも含めて複数の化学物質が同時に存在する影響のことですが、

「食品添加物を、複数摂った際の複合影響については有害な影響を示す可能性は低いと言われています。しかし食品添加物の組み合わせが無数にあるため、複合影響について不安視する意見もあるようです。」と言われています。

また「複合影響を評価する方法はまだ確立されておらず、多くの課題が残されています。今後も科学的な研究が進められる必要があります」というのが一般的な意見のようですが、これに対し私は複合影響については非常に危険なものと思っています。現段階で、本当に危険なものを特定、証拠立てて証明できないだけで、そこに非常に危険なものが入っている場合が非常に高いのでは、と思っています。

複合影響という用語が初めて使われたのは、1985年だと言われています。全然歴史も浅く、まだまだ未成熟です。私は、実際の我々人間が結果として日々実験材料になっている側面もあると思っています。これから、複合影響の危険性が、少しずつ明らかになっていくのは確実です。

 

 こうした中で当、粋な女のダイエットの考え方を述べます。

特に次に述べる、①は、私が考えた、ほぼ私のオリジナルの仮説です。これが正しいかどうかは現段階では不明ですが、多分、多分ですが、将来、定説となると私は思っています。

 

① 体は、肥満、あるいは身体の多すぎる脂肪をある種の病気とみなす側面も有しています。そしてその肥満、脂肪に対してはもともと持っている自然治癒力を使って直します。例えば、多すぎる脂肪を分解する、あるいはむくみを排除する機能も有しています。ところが、食品添加物が色々な代謝のバランスを崩すため、本来きちんと働くはずの、その自然治癒力の能力を低下させ太るのではないか、の仮説に至ったのです。

 

自然治癒力の機序は全く明らかになっていませんが、食品添加物が大なり小なりこれを阻害しているのは間違いありませし、当、粋な女のダイエットは食品添加物を、身体のバランスを崩し、自然治癒力を阻害するの最悪の敵、だと見なしています。勿論ダイエットにも悪いのは間違いないようです。

 

 ②もともと食品添加物は自然界にはないもの、あるいはあるとしても、それを強烈に濃縮しており、それが人間の体内に入った場合、人間が、それを異物としてとらえ、それを排除しようとします。例えば肝臓です。それらを異物ととらえ、その解毒の為そちらの方へ多くのエネルギーを使い、そのため人間が元々持っているホメオスタシスの機能、例えば、自律神経、免疫、内分泌等の代謝のバランスを崩します。

そして、空腹、満腹のサインのバランスも崩し、本来は必要のない空腹のサインを出してしまうのではないか、その為、食べ過ぎて太るのではないかと考えられます。

 

食品添加物の塊と言われるのが、カップ麺、インスタント麺です。

その昔、約50年ほど前ですが、私が美味しくカップ麺を食べた後、必ずお腹の具合が悪くなりました。その時に、ああ、これは身体に悪いんだな、と本当に身体で感じました。今は、インスタント麺を含めてそうしたものを食べる事はほぼ皆無です。

 

 

残留農薬も、身体にもダイエットにも悪い理由

 農薬が残留農薬として身体に残り、悪いのは当然誰でもわかっていますが、日本の単位面積当たりの農薬使用量は、残念ながら世界でもトップクラスです。輸入産農作物は危ないと良く言われますが、ひょっとすると日本産農作物はもっと危険かもしれません。

津軽のりんごは美味しくて有名ですが、「りんごは農薬で育てる」などと、うそぶいている農家もあるそうです。

農薬も食品添加物と同様に身体のバランスを崩し、自然治癒力を阻害し、健康面だけでなく、ダイエットにも悪いのは間違いないようです。

 

人間の薬が ダイエット、身体に悪い理由 

医師に処方された薬は確かに病気の治癒に必要かもしれませんが、その副作用も相当悪いのもあります。服用直後、すぐ身体に感じる副作用ならばある程度分かりますが、飲んだ直後は身体に感じる事もなく、何年もの長い服用の後に、身体にその毒が蓄積され、ひどい悪さをする場合もあるかもしれません。

私は、相当酷い悪さをすると思っています。まだ分かっていないだけで、いろいろな組み合わせの中で、癌等重篤な病気の原因となる場合も多々あるのでは、と思っています。薬の副作用の欄を見ていただきたいと思います。もう副作用の項目がすごく並んでいます。それだけ害がある、ということです。

人間の薬も、農薬・食品添加物・栄養補助食品と同様に身体のバランスを崩し、自然治癒力を阻害し、健康面だけでなく、ダイエットにも悪いのは間違いないようです。

何かしらの病気等で、短期的な薬の服用はあまり気にする必要はないかもしれませんが、例えば、生活習慣病関係の薬を何年も、あるいは何十年と服用した際の「負」の部分も相当ある、という学説もあるようです。私は、皆さんが漠然と悪いと思っている以上に、相当悪いという把握・判断をしています。

 

 栄養補助食品がダイエット・健康に悪い理由

 お友達の誰かに、〇%引きでとても身体に良い栄養補助食品がある、などと勧められて、惰性でそうしたものを長年摂取している場合もあるかもしれません。多分その栄養補助食品は食品衛生法をクリアしているでしょう。

その栄養補助食品は多分何かしらの効用はあるでしょうが、負の効用も多い可能性があります。

例えば、コンドロイチン・ローヤルゼリーのサプリメントは取り過ぎれば肝臓が悪くなる場合もあるようです。

 核酸のサプリメントの過剰摂取は、おならが出やすくなる、下痢になりやすい、肌荒れ、お腹・乳房・睾丸が張ってくる等の副作用が報告されています。

そうしたリスクを払って、しかもお金を出してまで摂取するのは個人の勝手ですが、私はそんなことはしません。ダイエット、健康にも悪いと考えています。栄養は、自然の食物で摂取するもので、それで十分と思っています。

  

上記の食品添加物・残留農薬・人間の薬のそれぞれを出来るだけ避ける方法について述べましょう。

  

〇食品添加物を避ける方法

 ① 製品の原材料名を見て、怪しいものが入っていないかを確認します。

原材料名が「米」「黒米」「うるち米」「うるち玄米」「もち米」「大豆」「小豆」「大麦」「小麦」「芋」「栗」「落花生」「さば」「コーヒー豆」「米こうじ」等それだけであれば、その食品は添加物が入っていないのでとても良いでしょう。

なお、「塩」「砂糖」は、これらがないと食は成り立ちませんが、天然の海水から採ったり、サトウキビから採り、凝縮しています。食品添加物に較べれば、相当、段違いに良いですが、取り過ぎは、塩は高血圧、砂糖は虫歯、糖尿病と万病の元となっています。出来るだけ抑え気味に摂りたいものです。

逆に、お菓子やインスタントラーメン・カップ麺などを見てください。もう添加物がこれでもか、これでもかと言うぐらいに沢山入っています。それらの中には、相当危ないものが入っている可能性も高く、それらは徹底的に避けましょう。 

危険な添加物については、亜硝酸ナトリウム(発色剤)・タール色素、防カビ剤、亜硫酸塩、アスパルテーム(甘味料)、ショートニング等、いくらでもあります。いろいろご自分で勉強して戴きたいと思います。

 玄米中心の食事にして、おかずを少なめにします。

食事を摂る場合、玄米に添加物はありません。多くはおかずと調味料に食品添加物が入っているわけですので、それらを少なめに摂れば、当然食品添加物の絶対量も少なくなりそれは大変好ましいものです。

ここで 皆さんは多分「え?」と思われるかもしれません。おかずを少なくしたら、栄養が足らないのでは、健康にも悪いはずと疑問に思われるかもしれません。白米・白いパンではこうはいきませんが玄米なら栄養十分で、大丈夫です。全く問題ありません。それどころか、体重がどんどん落ちるだけでなく、健康度も増します。

おかずが少なくとも、その分玄米を多く食べれば問題ありません。玄米は、ビタミン・ミネラルが白米の約3倍、食物繊維は約6倍も入っていてほぼ完全食品に近いです。白米と玄米は似て非なるものです。

おかず無しで玄米だけ食べるのは流石に如何なものかと思われますが、一般的なおかずの量の1~5割程度で十分です。

比較的具沢山のみそ汁があれば、おかずはほぼ不要です。ただし、例えばお子様が育ち盛りで100キロぐらいの体重があり、柔道で1日3時間も稽古をしているようであれば、おかずも少し多く摂る場合もあるかもしれません。

そば、うどん、ラーメン、スープ、みそ汁等の汁は勿論ですが、料理の汁、例えば、肉料理、煮魚、野菜の煮たものの汁も、出来る限りで良いですので、残してください。

確かに、汁は出汁が出て美味しいし栄養十分でもったいないかもしれません。しかし、汁は、塩、砂糖、食品添加物、残留農薬の塊という一面も持っています。残念ながら、ダイエット、健康の敵です。

 おかずを少なくするのも、可能な範囲で結構です。こうしたことを何日か続ければ、体重がガクンと落ち、体調も良くなり、肌の艶も良くなり、その効果がわかるかと思います。

 

③ 自炊を摂り入れましょう。 

可能な範囲で、自炊を摂り入れましょう。 こうすると、食品添加物、塩、砂糖が、大幅に削減できます。

一人暮らしで、調理に費やす時間が勿体無い、台所を汚したくない等と、コンビニの食をフルに利用しています、という時代のトレンドと称するような考えも一部あるようですが、これには私は全く賛同しません。コンビニの製品には、食品添加物が入っている食品のオンパレードです。野菜も、洗浄剤を使場合もあり、それが残る場合もありうるそうです。こうしたものを日常的に摂り入れてはいけません。

少なくとも、健康、ダイエットには最大の敵です。

私はこうしたコンビニの利用方法は、健康に対する知識の知的民度の後退、と見ています。

  

〇残留農薬を避ける方法

残留農薬は、先に述べたように、野菜の汁を残すようなやり方のほかに、無農薬・無肥料の玄米、野菜等を通販等で手に入れることが出来ます。しかし、面倒くさいし、相当値段も高いし、流通も必ずしも確保されていません。従ってちょっと二の足を踏むかもしれません。

残留農薬は、野菜の葉等に残っている場合もあるし、根から吸収し、野菜の中身まで浸透している場合もあります。葉の表面にだけ残っている場合はよく洗えば大部除去出来ますが、野菜・果物の中まで入っている場合は無理です。

従って、出来る範囲で結構ですので、無農薬の食材を手に入れるように、是非取り組んでください。

 

〇薬は可能であれば控えめに

  薬は医師と相談の上、最小限にしていただくのが良いかのかも知れません。

 薬を出す前に、特に生活習慣病関係の薬は、食事療法等で治るもの、あるいは治らないまでも、相当改善するものもあるはずなのに、医師はそれを省略してすぐ薬を出しがちです。

  食事療法の知識があまりない医師が殆どですが、もし、あったとしても食事療法の指導では、保険請求の関係もあり、利益が出にくいようです。そして薬を出さない事には、病院建設のローンが支払えない、看護師、薬剤師、事務員等の給料が支払えない、等と言った事情もあり、背に腹は代えられないと、己の良心を殺して必ずしも必要ではない薬を出している医師もいるかもしれません。また、ひょっとしたら一部、要らない薬どんどんを出して、患者治療を一番に考えるのではなく、病院の利益・自分の利益を、先ず第一に考えている悪徳医師もいるかもしれません。 仕方ない面もあるかもしれませんが、そうした事情もあり、医師の言うことを、すべて鵜吞みにしてはいけない側面もあるかと思われます。

 私の知人で、1日に13錠もの薬を飲んでいる人がいました。そんなに身体が悪いそうにも見えませんが、どうも薬が好きで、医師から頂いた薬を飲むと、「よし、これで大丈夫だ」と自信がつくそうで、喜んで飲んでいたそうです。薬が嫌いな私から見れば、なんだかそれを飲むだけでも具合が悪くなりそうな気もします。とりあえずそんなことを伝えたら、次に会った際にはたった3錠に減っていました。これが正しいかどうかは分かりませんが。

  

 私の個人的な経験ですが、私は長年糖尿病・高血圧の患者です。糖尿病はヘモグロビンA1Cが9.5になり、医師の指導で血糖値を下げる薬を飲み、理想的な値になりました。

  私は数か所の病院に行きましたが、糖尿病の食事指導は1件の病院だけであとは全く指導はありませんでした。そしてその1件の病院の指導はカロリー制限で、苦しい割には、さっぱり効果がありませんでした。

 しかし、自分でいろいろ勉強すると食事療法だけでも相当の効果があるということ知り、私はそれを実践しました。すると糖質制限のやり方で、薬なしでヘモグロビンA1Cが5.8、その後、この粋な女のダイエットのやり方で、薬なしでヘモグロビンA1Cが7.1まで下がり、10年ぐらいは糖尿病の薬なしで過ごしました。ただし高血圧はあまり下がりませんでした。

 しかし、2022年に軽い脳梗塞になり、その関係だと思われますが、その後ヘモグロビンの値が上がり医師の指導で今は薬を使っています。

 私の脳梗塞前の経験ですが、糖質制限で、ヘモグロビンA1Cが9.5⇒5.8、粋な女のダイエットのやり方で9.5⇒7.1に下がりました。薬だけに頼らないやり方もあるはずです。