ダイエット公式総論

 

当、粋な女のダイエット 代表の私が考えた仮説です。将来、恐らく定説になるでしょう。

 

「ダイエットの最大の敵は食品添加物等で、強い味方は玄米・腹八分です。」

 

ダイエットを考えた場合、先ず、その原因、すなわち何故太ったかの理由を考えなければなりません。

その理由は個々人によって違いますが、

 

 ①     食べ過ぎ

 ②   食品添加物、残留農薬、医師から処方される薬の副作用、栄養サプリメント、環境ホルモン、ストレス、睡眠不足、農作物の栄養素の減、運動不足、早食い、コンビニ・ファーストフード店・外食産業の増

  ③ 遺伝、加齢、その他

 

 の3点の組み合わせによって太ります。

 こうして、原因が色々ある中で、ダイエットを1点の方策でクリアすることはあり得ません。一つひとつの理由毎に方策を考なければならないのは明らかです。また、環境ホルモン等、個人レベルでは対応できないものもあります。また、③の遺伝、加齢は頑張ってもどうなるものでもありません。

  こうした中で、この総論では①の食べ過ぎを考察します。②以下は他のコンテンツで述べます。

 

 食べ過ぎの理由

何故、食べ過ぎるのかというと、それはお腹が空くから食べ、結果として太ります。しかし何故お腹が空くのでしょうか。ここに、粋な女のダイエットの真骨頂、オリジナリティの理論を披露させて頂きます。

食べ過ぎの理由は、沢山ありますが、ここでは最も大きな影響力があると思われる2点を紹介させて頂きます。

 

1 ビタミン・ミネラル・食物繊維の不足からお腹が空き、食べ過ぎてしまう。

  ダイエットに、食事制限は大なり小なり必要不可欠ですが、当、粋な女のダイエットの最大の特徴、理論等をここに明らかにします。

 

非常に良くありがちですが、「痩せるためには食べなければいいんだ」とばかり、瘦せるために従前の食事内容のままで、その絶対量を減らします。これは完全に間違ったやり方です。その理由を次に述べます。

 

従前の食事内容のままで、その絶対量を減らすと当然ですがお腹が空き、イライラ感を感じます。

この空腹感、イライラ感は、人間の身体のホメオスタシス(恒常性)のため、もっと栄養をとりなさい、もっと食べなさい、そうしないと身体が参ってしまいますよ、と言う本来は人間が生きるための有難いサインのはずです。本能の部分もあるかもしれません。それを無理やり乗り越えようというのは、自然の摂理に反して大変だと思います。

 それまで、十分にバランスの良い食事を摂っていて、絶対量が多いだけの人はあまり、多少絶対量を減らしても、空腹感もイライラ感も、感じないかもしれませんが、そういう方はそもそも、あまり太ってはいないでしょう。

 

当、粋な女のダイエットはこのサインの内容を分析しました。

そして、必要な栄養を、身体にキチンと供給すれば、空腹感もイライラ感も感じない、従って当然痩せやすい、という理論を発見したのです。

 

人間が生きるためには、少なくとも6大栄養素が必要です。

6大栄養素は、3大栄養素のタンパク質・糖質(炭水化物)・脂質に加え、ビタミン・ミネラル・そして食物繊維で計6大栄養素となっていますが、当、粋な女のダイエットの理論は3大栄養素の不足からだけでお腹が空くのではなく、「ビタミン・ミネラル・そして食物繊維の不足からもお腹が空く」という説を取り入れています。

3大栄養素のタンパク質・糖質・脂質は勿論その栄養素毎に必要とされ、さらにその3大栄養素の合計でカロリーを形成し、カロリーもまた身体のホメオスタシスのためそれらはエネルギーとして間違いなく必要なものです。しかし、今の一般の食生活では3大栄養素とカロリーが不足する、と言う事は非常に少なくほぼ皆無、というのが当、粋な女のダイエットの考え方です。

 

三大栄養素を少し分析しましょう。

タンパク質が必要なことは間違いありません。例えば筋肉はタンパク質がなければつくられません。しかし、普通の人で普通の生活を送っている方がタンパク質不足の為筋肉が足らず手が上がりません、等というような話は聞いたことがありません。

糖質も見てみましょう。よく、ダイエットには糖質制限が良い、というやり方も聞きます。実際に私も糖質制限を何年か経験しましたのでわかりますが、極端に糖質を制限しても、普通の人で普通の生活を送っている方が糖質不足の為エネルギーが足らず歩けません、心臓がエネルギーがなくて止まった、なんて話も聞いたことがありません。

また、脂質も同様に、脂質の摂り過ぎに注意しましょう、という話は聞きますが普通の人で普通の生活を送っている方が脂質が少なくて細胞膜の形成ができなかった、という話も聞きません。

また、タンパク質、糖質、脂質の合計のカロリーも絶対に必要ですが、拒食症の病気の人はともかく、普通の人で普通の生活を送っている方が総カロリーが少なくて倒れた、という話も聞きません。普通の生活を送っている方がカロリーが少ない、ということは、ほぼ無いというのが当、粋な女のダイエットの考え方です。

随分昔の、飢餓と背中合わせの生活を送っていた時代ならともかく、飽食の時代ともいわれる現代では、そう言うことはめったに起こりません。普通では、絶対におきないといってもよいでしょう。 

 この三大栄養素の摂り過ぎ、従って、その合計のカロリーの摂り過ぎの証拠が肥満です。

 

そして逆に、現代において不足しがちなのはビタミン・ミネラル・食物繊維で、3大栄養素でなく、これらが不足する場合が圧倒的に多いのです。この必要なビタミン・ミネラル・食物繊維をホメオスタシス(恒常性)のためそれら必要な量を十分に満たすまで、身体が要求するのでどんどん食べます。食べざるを得ません。

このビタミン・ミネラル・食物繊維そのものはカロリーがないので、これらをいくら食べても直接的に太ることはないのですが、それらに引きずられてくる、タンパク質、糖質、脂質の合計のカロリーがその人の必要なカロリーを大幅に上回り、その分が脂肪等として蓄積され、どんどん太ります。

 

従って、このビタミン、ミネラル、食物繊維を多く含んでいる食物をしっかり摂れば身体が十分満足し、自然の摂理で、「空腹感及びイライラ感」のサインを出さない、という理屈です。

そして、当、粋な女のダイエットは、特にこの食物繊維を最重要視しています。食物繊維が腸に十分に供給され、腸内フローラのバランスが良好に保たれれば、ダイエットに腸内フローラがその力を大いに発揮します。

 

これらを多く含んでいる食べ物が玄米・全粒粉・野菜・海藻・果物です。これらを優先して食べれば、お腹が空きにくいです。

そうしてお腹が空かないレベルで小食にすれば必然的に痩せます。 肉、ハム、ソーセージ、乳製品等はビタミン・ミネラルは確かに豊富に入っていますが、残念ながら食物繊維が入っていません。魚介類も同様です。

  そして、日本人の場合、実行上で最も優先すべき事は、一番量を食べているのが白米という実態から、白米の代わりに玄米を食べる事です。

皆様が普通に、生まれたときから極く当たり前に所与のものとして食べている白米の話ですが、残念ながらこれは全く良くありません。日本人の場合、この白米を食することが肥満の大きな原因の一つ、と言っても過言ではありません。

多くの方は、玄米を食べるのではなく、柔らかく、美味しく食べるために精米して白米にしますが、その時に、ぬかを除去し、大切なビタミン・ミネラル・食物繊維のその多くを失ってしまいます。その為白米は玄米に較べ、ミネラル・ビタミンは約3分の1、食物繊維に至っては約6分の1の栄養しかありません。

白米と玄米のカロリーはほぼ同じです。同じ栄養素を供給するためには、白米を玄米の3倍から6倍食べなければならないのです。

白米を食べると、お腹が一時的に満足しても、栄養不足のため、少し経つと、もっと何か食べたくなります。一方で玄米食なら身体が満足し、お腹が空きません。

また、血糖値が急に下がる時にも空腹感を感じやすいのですが、白米を食べると血糖値が急上昇し、そして急下降する特性を持っていますので、二重に空腹感を感じやすいのです。従って、食べます。お腹が空くので、どんどん食べざるを得ません。従って、太ります。また、この時血管を痛めるので、健康にも悪影響を起こします。

そして、お腹が空かないレベルで小食にします。それが、腹八分の食事です。

 

 2 食品添加物等の摂取でバランスを崩しお腹が空く

 

食品添加物にカロリーはありません。従って、それで直接太るわけではありません。

食品添加物には、保存料、甘味料、着色料、香料等ありますが、これらの多くは自然界にはないものです。そして、中には発がん性や、強い毒性が指摘されているものも多いです。

また、食品添加物を、複数摂った際の複合影響については有害な影響を示す可能性は低いと言われています。しかし食品添加物の組み合わせが無数にあるため、複合影響について不安視する意見もあるようです。

 

 こうした中で当、粋な女のダイエットの考え方を述べます。

 ①もともと食品添加物のその多くは自然界にはないもので、それが人間の体内に入った場合、人間が、それを異物としてとらえ、それを排除しようとします。その為そちらの方へビタミン・ミネラル・食物繊維のエネルギーを使い、そのため人間が元々持っているホメオスタシスの機能のバランスを崩します。

例えば、食品添加物が有害であり、それが体内に取り込まれると、肝臓が体内に入った毒物を無毒化しようとしフル回転し、他の機能が、お留守になります。例えばタンパク質、炭水化物、および脂肪の代謝・貯蔵の機能が低下します。

そして、空腹、満腹のサインのバランスをも崩し、本来は必要のない空腹のサインを過大に出してしまい、その為、食べ過ぎて太るのではないかと考えます。

 

肥満をある種の病気とみなして、その肥満に対する自然治癒力・免疫力もあろうかと思われます。しかし、食品添加物が、その自然治癒力・免疫力を阻害し、脂肪を分解する能力を低下させる、あるいはむくみを排除する能力を低下させるので太るのではないか、の仮説に至ったのです。

自然治癒力・免疫力の機序は全く明らかになっていません。しかし、大なり小なりこれを阻害しているのは間違いありませんが、当、粋な女のダイエットは食品添加物を肥満・自然治癒力・免疫力の最悪の敵だと見なしています。

   

以上2点述べましたが、肥満気味の方は、食欲に負け、節制、自己管理が出来ず、精神的にも弱く、そして自堕落な人格のせいではありません。こうした栄養の正しい知識が無いだけです。

 

 そして、こうした理想的な食事を摂ると、恐らく男性で1,000キロカロリー、女性で800キロカロリー前後の摂取で生存的には十分だと思われます。実際に、世界中でそうしたカロリーで普通に、そして健康に生活している方が、何千万人といます。活性酸素の発生も少なく、血糖値も上がらないので、健康度も相当向上します。しかし普通の日本人がこれらを完璧にやろうとしても、食の楽しみもあり、このカロリーの摂取は難しくほぼ無理です。私もそこまでは出来ないし、実際にそこまでやる必要もありませんが、知識としては覚えて頂きたいと思います。

 

 美味しいものを好きなだけ食べて肥満のままでいるか、お腹が空かない中で少だけし努力して痩せ、かつ健康になるか、ある意味では、選択の問題です。正しい知識の下で選択して頂きたいと思っております。

 

 粋な女」が、明るく・楽しく・元気よく ダイエットをして、「小股の切れ上がったいい女」になりましょう。